爪からの体の状態を調べる方法➀

爪をみることで、栄養状態や体内部の病気が分かることがあります

パターンがありますので、説明します
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参照:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A」

 

○スプーンネイル(スプーン爪、匙状爪)
・爪(爪甲)が反り返った状態

・原因その1…指の先端の掌側(指腹)に、爪甲が支えられる以上の力が毎日加わること
→爪を切る時に、爪甲の両側を丸く切り、だんだんと爪甲の両側縁を切り込んで、短くしてしまう
→爪甲の両側縁が短くなると、爪甲は指腹に加わる力を支えきれなくなり反り返る

・原因その2…拇指、人差し指、中指の指は仕事でよく使う指なので、指先に力の入る仕事をするとスプーンネイルとなりやすい~重い荷物を手で運ぶような仕事や草取りのような仕事

・原因その3…鉄欠乏性貧血の場合には爪甲が正常の場合に比べて弱いために、スプーンネイルになりやすい
→鉄剤の内服を受ければ治癒

・原因その4…幼児では裸足で遊ぶために、足の親指の爪がスプーン状になることがある
→履物を履いて遊ぶようになると、自然に正常な爪に戻る

爪甲側縁を短く切ったために起きたスプーンネイル

 

○波板状爪(洗濯板状爪)
・爪の表面に横溝を形成する

・原因は爪の根元の後爪郭部にある
→後爪郭部を後ろに押すように触る習慣~よく見られるのは拇指の爪板状爪(洗濯板状爪)。爪甲の表面に横溝を形成し、爪半月は大きく見える。

 

○ボー線条
・全ての指趾爪に1本の横筋が現れる

・全身的な影響によるもので、過去に発疹があったりしたことを示す~横筋の位置からいつごろ病気があったか推定することができる

○慢性爪郭炎
・爪の根元の後爪郭部が赤く腫れて、爪の表面がでこぼこしてくる




しん研良院 奈良県香芝市のカイロプラクティック
原因のよくわからない痛みや不調に対処する施術院
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