分子栄養学:オーソモレキュラー
・・・体の中(細胞レベル)からのアプローチ

分子栄養学(オーソモレキュラー)について

 
しん研良院では、分子栄養学(オーソモレキュラー)や機能性医学、カイロプラクティック栄養学に基づいた栄養療法を行っております。
これにより、体の中から体を良くすることが出来ています。
 
カイロプラクティックの哲学として、「構造・生化学(栄養)・心理精神」から人の身体をみるのが基本となっています。
つまり、手技による外からのアプローチだけでなく、栄養(生化学)の面からの考察とアプローチで、体の中から本当の健康を最速で作るということです。

私たちの体は植物のように光合成できません。
なにかを食べることで、生きています。
その食べたものから、人の体は出来ています。
「You are what you eat」…あなたはあなたの食べたものでできている(何を口にするかで健康状態が決まる)というわけです。
食べるものがその人の体に合わなければ、病気を引き起こすリスクが高まるのです。
多くの方が、ネットやテレビなどから情報を得ています。
また、それによって何かしらのサプリメント摂取、健康体操、ダイエット方法などを取り入れているかもしれません。
しかし、ネットやテレビ、各種書籍から得られる情報は断片的、部分的、平均的なもので、個別に最適な答えを提供してくれるものではありません。
腸内環境ひとつとっても、十人十色でなんの腸内細菌が多くて、何が少ないか全く異なります。
ミネラルやビタミンも遺伝やストレスなど様々な状況で、個別にみていかないと、サプリメントを摂っても全く効かなかったり、余計に症状が悪化したりする可能性があります。
私のもとに訪れるクライアントのほとんどで、間違った健康方法を取り入れてしまっています。
 
分子栄養学(オーソモレキュラー)の適応症は、慢性の体調不良、慢性病のほとんどすべてをカバーしているのですが、しん研良院で特に実績のあるケースは次のようなものです。
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〇お腹のトラブル…便秘、膨満感(SIBO:小腸内細菌増殖症)、ガスがたまる、逆流性食道炎(胸焼け)、胃痛、胃もたれ、十二指腸(右腹部)の痛み、脂ものが食べれない(胆汁分泌不足)、リーキーガット症候群
 
〇筋骨格系の痛み…腰痛、ひざ痛、肩こり、五十肩、頭痛、顎関節症、喉首の痛み、こむらがえり
 
ドライアイ、花粉症、口内炎
 
〇精神系の問題…不安感、パニック、イライラ、うつ、統合失調症(幻聴、幻覚、妄想があらわれる・無気力になる)、発達障害(学習障害、注意欠陥多動性障害、気分障害)、双極性障害(気分の落ち込む・気分がハイになる)、頻繁な気分変動、短期記憶障害、不安、読字障害、怒りっぽい
 
〇女性の体調不良…生理痛、生理不順、PMS、生理周期に伴う頭痛・腰痛、ホルモンのアンバランス、更年期障害、ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)、不妊、貧血、冷え性、気分障害、産後うつ、つわり
 
〇美容系のトラブル…髪の毛のお悩み(髪が抜ける、髪が細くなる、髪の質が悪くなる)、爪のトラブル(爪がもろい、爪の色が悪い)、お肌の問題(アトピー、肌のガサガサ、しもやけ、できもの、しみ)
 
〇慢性疲労…疲れが取れない、起立性調節障害(朝起きれない、こどもの不登校)、副腎疲労、甲状腺機能低下
 
〇免疫系のトラブル…花粉症、アトピー、リウマチ、線維筋痛症、大腸の炎症
 
〇原因不明とされていた症状…光過敏、音過敏、動悸、めまい、ピロール障害(光や音過敏、頻繁な気分変動、短期記憶障害、不安、読字障害、朝の吐気、怒りっぽい)
 
〇その他の症状…ケガや手術後の傷の治りの悪さ、むくみ(浮腫)原因のよく分からない手のこわばりや脚のしびれ、ムズムズ脚症候群、認知症、記憶力低下、集中力低下、やる気低下
 
〇その他…血糖値、コレステロール、血圧、尿酸、鉄分などの血液データの異常

臨床でよくある訴えとその対処方法(概略)

朝布団から出れない、起立性調節障害で不登校、不安感がある

⇒エネルギー産生の低下~糖質過剰・低タンパク質、銅過剰・亜鉛不足、ビタミン不足がある。

昼間に眠気が出て困る。やる気が全くでない。一日が終わると、ぐったりする

⇒低血糖や副腎疲労。

長年の便秘、下痢、頭痛、食欲不振、肩こり

⇒不適切な食生活や腸内環境低下によるマグネシウムの不足。

原因の分からない腹痛、胸やけ、おなかの膨満感、ゴロゴロ鳴る

⇒消化不良からくる小腸内の細菌増殖(大腸からの逆流)。

不安、パニック、うつ、他人を優先する性格、ドライアイ、口渇、睡眠障害、化学物質アレルギー、学業不振、ADHA・・

⇒メチレーション過剰~SSRIで症状悪化するが、葉酸やビタミンB12、亜鉛、ナイアシンなどで改善する。

花粉症、アルコールや薬剤への依存、完璧主義、競争心が強い・・

⇒メチレーション低下~低セロトニンでSSRIで気分が改善する。メチオニンやSAMe、抗酸化物質で改善するが、葉酸や銅(チョコレート)で悪化する。

気分の変動がある(双極性障害といわれている)、日焼けが出来ないほど肌が弱い、朝に気持ちの悪さ、明るい光や騒音に敏感である、生理不順や無月経(女性の場合)、心の内面の緊張、読字障害、ストレスに対応できない・・

⇒ピロールの異常で亜鉛とビタミンB6が不足している。酸化ストレスも大きい。

突然うつがあらわれる、腹部の痛みやけいれん、イライラ、頭痛、筋力低下、薬が効かない

⇒水銀(マグロなどの大型魚)や鉛(古い水道管)、カドミウム(玄米)などの重金属の排泄が出来づらくなっている。

子供の多動や衝動性

⇒食生活からくる銅・亜鉛バランスの崩れで、神経伝達物質のノルアドレナリンやアドレナリンが過剰になっている。

婦人科系のトラブル~生理痛、PMS,不妊

⇒生活習慣によるミトコンドリアの機能低下があり、細胞レベルで改善を促します。・胃痛⇒胃液の分泌に関して、胆汁とのバランスがあります。胃ではなく、胆汁を分泌する経路の施術で回復するケースがあります。⇒生活習慣の聞き取りも大切で、思わぬところに原因があったりします

これがあると何をしても良くならない!

〇次のような状況は致命的ともいえる大きな問題ですが、案外見落とされています。この状況下では、そのほかにどのような努力をしても思ったような健康回復を達成できません。
健康のために、病気にならないために、まずクリアしておかなければならない大切なポイントです。
 

長期にわたるタンパク質不足

タンパク質不足で、次のような細胞レベルでの異常が起こります。
・脳下垂体ドライブ…更年期では女性ホルモン産生停止、成長期ではニキビや疲労感、体重の上昇
関節炎…異化作用により四肢を犠牲にしてタンパク質をうばい、中枢に栄養させます。
・カルシウム沈着…アルブミンが分離してカルシウムが取り残されます。五十肩の石灰沈着、変形性関節症などの問題が生じます。
・糖新生と末梢からのタンパク質分離…胃潰瘍や十二指腸潰瘍、大腸炎、副鼻腔炎などが生じやすくなります。
結果として、各種慢性痛(腰痛、ひざ痛、肩痛など)、筋肉のけいれん、ふるえ、各種神経痛(坐骨神経痛、三叉神経痛、後頭神経痛など)、便秘、免疫力低下、アレルギー、脱毛、湿疹、皮膚炎、静脈瘤、高血圧などが生じやすくなります。
 

腸内環境の低下

・加工食品や清涼飲料水、ファストフード、甘いお菓子などを常食していると、体に負担になります。
たとえば、腸内の悪性細菌が増えてきます。逆に悪性細菌が増えているから、甘いものを欲するという事もあります。
・良い腸内環境で十分な栄養吸収が行われ、免疫などその他の腸の機能が正常に発揮されます。
・腸内環境が悪化すると、自己免疫のトラブルが生じます。
・腸の機能低下で栄養吸収低下すると、鉄やマグネシウムなどの難吸収性のミネラル不足に陥ります。たとえば、鉄が不足すると鉄やタンパク質から作られるドーパミンが不足し、むずむず脚症候群がおこります。
 

貧血、鉄欠乏の状態

・鉄はタンパク質と結びついて、酸素を運びます。
・鉄はセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質を作る際に必要です。
・つまり、鉄欠乏は解毒や代謝、精神状態に大きな影響を与えます。
 

消化不良

・早食いや歯の悪さによって口での咀嚼不足があれば、胃への負担が大きくなり消化不良を起こす恐れがあります。
・胃酸の酸性度が低い・分泌量が少ないなどで消化不良を起こしていることは多いと考えられます。また、食事中に大量の水分をとることで胃酸をみずからうすめてしまっていることもあります。
これらの場合、胃で消化不良を起こしますので、その下流の小腸に大きなストレスを与えます。小腸は栄養を吸収するところですが、この機能が十分に果たせなくなってしまいます。すると、遅かれ早かれ何らかの体調不良が生じてきます。
特に次のような不調は消化不良のサインです。
口臭、げっぷ、膨満感、汗のにおい、肩こり、胃痛、胸焼け(逆流性食道炎)、肌の症状、爪や髪の毛のトラブル、筋肉量低下、免疫のトラブル
 

血糖値のコントロール

・炭水化物(糖質)過多の食事や運動不足、ストレス、薬剤の摂取などでインスリン抵抗性が生じます。
すると、ブドウ糖を効率よく細胞に運べなくなります。
結果、エネルギー不足で体は疲れてきます。
その他にも次のような不調が出てきます
食後すごく眠くなる、ブレインフォグ(頭に霧がかかる)、集中力低下、記憶力低下、免疫力低下、やせれない、筋肉がつかない、常にお腹がすく、甘いものを欲する、中性脂肪やコレステロール値の上昇、血糖値やHA1Cの上昇、うつや不安感、首にいぼが出来る
 

水不足(脱水)

この場合、筋肉のこり、消化トラブル、血液やリンパ系などの循環トラブル、自律神経系トラブル・・・などと様々な不調をおこします。
・多くの方は、カフェイン飲料を好みますが、水の代用にはならないと考えます。
・ただし、食事中の大量の水分摂取は胃酸をうすめて消化不良を起こしますので、食事中は必要最小限にします。
 

慢性炎症がある

慢性炎症とは微細な本人はあまり自覚しないような細胞レベルでの炎症です。急性炎症のように発熱や発赤などの目立った症状を出しませんので、見過ごされやすいです。ただし、浮腫みがあるというのは、炎症があるということです。
その他にもたとえば、歯周病、慢性上咽頭炎、脂肪肝、腸の炎症などは慢性の炎症がある状態と言えます。
この状況下では、栄養を炎症のために消費していしまいますので、栄養の供給が追い付かなくなりがちです。
すべての不調の原因と言っていいくらい、まず初めにこれを解消しなければなりません。
 

生活習慣の不適切…日光に当たらない、運動不足、睡眠不足

・自律神経のアンバランスやホルモン系の分泌異常などを引き起こします。
・日光はビタミンD合成に関わっていますので、日に当たらないと免疫力低下が起こります。
・睡眠不足があれば体の回復が難しくなります。睡眠の間に脳の老廃物が除去されています。
 

このような様々なケースでしん研良院では、分子栄養学(オーソモレキュラー)など各種対処方法を持っております。ぜひご相談ください。

症状から推測できる原因要素

炎症体質

■血液データ参照値
血小板…20万以上
CRP…0.5以上
血清鉄(Fe)が50以下かつフェリチンが30以上の場合
フェリチンが100以上の場合

□ストレスが強い 
□魚より肉を好む
□外食が多い
□太っている区切り線
□タバコを吸う
□胃腸の調子が悪い~胃痛、胸焼け、便秘、下痢
□アトピーがある

□虫歯、歯周病がある(あった)
□睡眠不足である
□日に当たらないことが多い
□脂肪肝がある(肝臓の血液データで、AST<ALT)
□ぽかんと口を開けている(口呼吸している)
□喉の奥の痛み、後鼻漏、首肩こり、頭痛、耳閉感
□おなかのガスがたまりやすい(腹部膨満感がある)


うつ体質

■血液データ参照値
〇好塩基球数70以上(低メチレーション)または30以下(高メチレーション)
※好塩基球数=白血球×好塩基球率Baso
〇以下のピロール体質の所見
・AST-ALTが2以上、かつ両方が20以下
・亜鉛90以下で銅110以上

□寝つきがよくない
□夜中に起きることがある
□以前に比べてやる気が出ない
□悲しいと感じるときがある

□集中力が落ちた
□死についてよく考える
□いろいろなことに興味を持てなくなった
□疲れやすい


腸内環境異常

□抗生剤をよく使う
□便秘気味(毎日便が出ない)
□黄褐色でバナナ型の便が出ない
□便が臭い
□便に粘液が混じる
□週2回以上下痢をする
□腹部膨満感がある・・食後などにお腹が張る
□ストレスがあると消化器系が不調におちいる
□アルコール類をよく飲む

□タバコや香水のにおいに敏感
□気分が不安定である
□寝ても疲れが取れない
□小麦製品、お菓子、清涼飲料が多い
□水虫がある
□カンジダになりやすい
□食後に腹痛がある
□原因の分からないめまい、動悸(どうき)がある
□食物アレルギーがある


消化不良

□胃もたれがある
□胸焼けがある
□げっぷが出る
□よく頭痛を起こす
□食後に関節や筋肉が痛む
□口臭がある
□胃薬をよく飲む
□食後不快な味が口に残る

□少し食べただけで満腹になる
□便に未消化物が残っている
□あぶらものを食べるとおなかを下す
□体重管理が難しい
□多くの食品にアレルギーがあったり敏感だったりする
□ガスがたまったり、膨満感が出たりする
□血糖値や血圧が高い
□腎臓結石がある


解毒力低下

□強い疲労感がある
□慢性の頭痛がある
□強いイラつきがある
□集中力が低下した
□人格が変わったといわれる
□夜間頻尿がある
□記憶障害がある
□突然怒りがこみあげてくる
□優柔不断である

□マグロなど大型魚をよく食べる
□理由なく突然腹痛がおこる
□暖かい日でも冷えを感じる
□手足のしびれがある
□香水やたばこの煙に過敏な反応
□カフェインやアルコールに過敏な反応
□しつこい耳鳴がある
□手足にチクチク感がある
□原因不明の筋肉痛がある


エネルギー不足

■血液データ参照値

  • AST-ALTが2以上、かつ両方が20以下
  • フェリチン…30以下
  • 間接ビリルビン…0.6以上
  • 尿酸…4.0以下

□説明のつかない疲労感が常にある
□8時間睡眠では足りない
□やる気が起きない、元気が出ない
□甘いものが欲しくなる
□階段をのぼると疲れ、息切れがする

□少し無理をすると次の日動けない
□貧血があり献血を断られる
□集中して考えられなくなった
□運動をしても爽快な気分にならず疲れる
□無理をすると次の日に動けない


慢性上咽頭炎

□いつも口を開けている
□口呼吸をしている
□朝起きたときにのどが痛い(乾いている)
□声のかすれや鼻声がある
□風邪をひきやすい
□慢性の咳、むせこむ
□耳閉感…耳のつまり感

□後鼻漏がある
□喉や鼻の奥が気持ち悪い(違和感がある)
□なかなか治らない首の痛みや違和感
□微熱がある
□めまい、ふらつき
□頭痛、肩こり、顔の痛み
□アレルギー性鼻炎に伴う自立神経失調症


甲状腺機能低下

□基礎体温が36.5度以下、冷え性
□抜け毛が増えた
□皮膚ががさがさ乾燥している
□声がかすれる(嗄声:させい)、声が低くなる
□圧迫してもへこまない足やまぶたのむくみ(粘液水腫)
□なにごとにもやる気をなくしてしまう(抑うつ症状)

□忘れっぽくなった、覚えづらくなった(認知機能の低下)
□食欲が減るのに体重が増える
□月経異常
□脈がゆっくりになる(徐脈)  
□いつもより疲れやすくなった(易疲労感:いひろうかん)


SIBO

小腸内細菌異常増殖症

  • セリアック病 ・甲状腺機能低下症 
  • 過敏性腸症候群(IBS) ・ピロリ菌感染症
  • IBD(潰瘍性大腸炎またはクローン病)
  • 酒さ/ニキビ、・糖尿病 ・慢性疲労症候群 
  • 線維筋痛症・ムズムズ脚症候群 ・肝硬変

□食後に腹部膨満感がある
□便秘や軟便(下痢)がある
□胃薬(胃酸抑制剤)をよく使用する
□ガスがよく出る
□食後よくげっぷが出る

□不安、うつ、質の悪い睡眠/不眠、気分のむらおよびイライラ感などがある
□ストレスを日々強く感じている
□乳糖不耐症がある(牛乳を飲むとゴロゴロする)
□次の診断を受けたことがある


腸カンジタ

□抗生物質を長期間、または繰り返し使用したことがある
□副鼻腔、耳、気管支、肺、尿道炎などに繰り返しかかった
□倦怠感(けんたいかん)や昼間の眠気がある
□生理痛が強い
□甘いものがほしくなる
□化学物質化敏症(タバコの煙、香水など)がある
□短期記憶障害、思考の妨げがある

□ピルやステロイドを長期間飲んでいる
□食べ物のアレルギーがある
□腹部膨満感が強い。下腹部が異常に出ている
□水虫など、爪や肌に慢性の真菌感染症がある
□糖尿病か低血糖症である
□耳、肌、髪、膣、肛門が痒い
□頭に霧のかかったような症状がある
□慢性的な頭痛がある

ビタミンの欠乏症や過剰症について

 
ビタミン名
主な働き、欠乏によって生じる症状 ●過剰によって生じる症状


ビタミンA(レチノールなど)

●ステロイドホルモンの仲間。遺伝子発現の制御を行う ●欠乏で異常角化~ドライアイ、アトピー ●成長促進 ●細胞分裂の多いところに作用(胃腸粘膜、口腔内、生殖器) 
〇合成レチノイン酸は胎児の奇形
 

ビタミンD

●免疫~花粉症から免疫系疾患まで関連する、副甲状腺機能亢進症 ●カルシウム代謝異常~骨粗しょう症、くる病、骨軟化症  
※高齢者、有色人種、日に当たらない人で不足
〇高カルシウム血症
 

ビタミンK

●出血傾向
 

ビタミンE

●酸素必要量を減らす ●血栓を溶かす~心血管系疾患への効果 ●脂質への抗酸化~アンチエイジング
 

ビタミンB1(チアミン)

●初期欠乏で疲労感、体重減少、食欲不振。その後消化器症状や神経学的徴候(チクチク感)
●糖質利用障害、血糖値↑ ※アルコールはB1の吸収・代謝を阻害 ●脚気
 

ビタミンB2(リボフラビン)

●粘膜機能維持~舌炎、口角炎、皮膚炎 ※酸化還元酵素の補酵素(特に脂質代謝に関連)、グルタチオン還元酵素として働く※尿を蛍光色(B2の色)にする 
●甲状腺機能、てんかんとの関連
 

ビタミンB6(ピリドキシン、ピリドキサル、ピリドキサミン)

●食欲不振、倦怠、末梢神経障害 ●発達障害や精神疾患系~ピロール尿症でのB6/亜鉛欠乏、ドーパミン代謝↓、GABA↓、セロトニン↓ ●月経前の緊張、つわりの軽減、●シュウ酸塩合成↓の作用があり結石予防
※アミノ基転移反応(AST,ALTの関与)の補酵素  
〇キノリン酸増加
 

ビタミンB12(コバラミン)

●欠乏で赤血球の肥大~巨赤芽球性貧血 ●菜食主義者で欠乏 ●むずむず脚、四肢しびれ~ミエリン脂質のメチル化障害⇒脱髄、高ホモシステイン~脳梗塞、血栓症の危険因子●精神疾患系の患者で葉酸とともに血中濃度低下
 

ビタミンB3(ナイアシン)

●ベラグラ(皮膚炎、下痢、認知症)●ドーパミン量減少⇒統合失調症メチレーション亢進タイプに有効
●高脂血症(HDLを上げ、LDLを下げる)、頭痛、エリテマトーデス アルコール依存~多飲で需要亢進
 

葉酸

●欠乏で赤血球の肥大~巨赤芽球性貧血 ●精神疾患系の治療において過剰なドーパミンの再取り込み促進の働き。    
●DNA合成、神経の発達~流産、二分脊椎症(妊娠3週頃の神経管形成↓)
 

ビオチン

●脂漏性皮膚炎、舌炎
 

ビタミンC(アスコルビン酸)

●コラーゲンの生成~結合組織の異常(歯肉炎、内出血、椎間板ヘルニア)
●欠乏で感染症↑~風邪など
●コレステロールの可溶性●心臓病
●ヒスタミンの破壊~アレルギー↓●副腎や肝臓、眼球に局在

ミネラルの欠乏症や過剰症について

 
ミネラル名
●主な働き、欠乏によって生じる症状 ●過剰によって生じる症状


亜鉛:Zn(Zink)

●免疫に関するT細胞、好中球、マクロファージを活性化
●味覚・嗅覚障害●細胞分裂に関与~妊娠時や手術後、創傷・火傷の治癒時に必要/欠乏で爪や髪の成長遅延、脱毛
●インスリンの核~糖尿病 ●亜鉛要求性酵素のALP低値⇒痛み過敏
●重金属の解毒作用~亜鉛メタロチオネイン、肝臓 
●Ⅰ型アレルギー(花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、気管支喘息)
●海馬や大脳皮質などで高濃度~アルツハイマー型認知症、てんかん、記憶力低下、怒りっぽい、幻覚、幻聴、暴力 
 

銅:Cu

●ヘモグロビンの形成 〇妊娠でセルロプラスミン(銅の運搬タンパク)が増加⇒不安感や抑うつ、妊娠中毒症
〇精神疾患系…幻覚、幻聴、気分の変動、暴力性
 

マグネシウム:Mg

●酵素の活性化に関わる。脳と心臓に多い。ATP産生、DNA/RNA産生で重要
●Caをコントロールし、不足すると細胞が収縮過剰⇒肩こり、頭痛、気管支喘息、不整脈、高血圧、便秘、けいれん 
※不足の背景に薬剤の副作用、下痢、高Ca血症、アルコール多飲、低K血症、吸収障害
●グルタミン酸受容体を抑制⇒精神不安定の改善
●ADHD児の多動性を軽減●糖尿病、骨粗しょう症
 

カルシウム:Ca

●筋収縮、血栓形成、神経の興奮伝達、細胞膜透過性の制御、酵素活性、PHの調整
〇心筋を動かすために血中Ca濃度を保っている~代償的に脱灰亢進などの代謝異常が起こる
〇酸性環境を中和するアルカリとして働き、骨や歯を脱灰(Caが溶け出す)⇒脱灰と再石灰化のアンバランス~異所性石灰化(余ったCaの局在異常)⇒歯石、骨隆起、動脈硬化、結石、五十肩
 

鉄:Fe

●大半はヘモグロビン、残りは骨髄や脾臓にある●鉄欠乏貧血の女性が多い~酸素運搬能力↓⇒ミトコンドリア障害~疲労、うつ症状 
●胎児、成長期、アスリート、女性に重要 
〇過剰は排出困難 
 

マンガン:Mn

●成長障害、糖尿病様の代謝異常、けいれん、てんかん
●抗精神病薬の副作用で欠乏し遅発性ジスキネジア    
〇頭痛、筋肉痛、浮腫、髪の赤色化、(筋萎縮性側索硬化症:ALS?)
 

セレン:Se

●抗酸化物質、重金属(水銀、ヒ素、カドミウム、銅)に対する抗毒作用、成長促進、抗がん作用

微量栄養素(ビタミン・ミネラル)について

 

●ビタミンC(化学的に、物質的にはアスコルビン酸と呼ばれる)

  • 体のサビを除く(抗酸化)作用や抗ウィルス作用があります。またタンパク質と鉄とともにコラーゲンを作りますので、肌や軟骨、骨の健全性に関わっています。
  • 1g(1,000㎎)を1時間おきにとっていくと、ある量でおなかが緩くなってきます。これはビタミンCの作用ですが、その人の腸の許容範囲の上限を意味します。普段使いとしてはその量の60%を目安とします。
    ただし、1回につき2g以上摂るのは吸収率から見て経済的でないので、1回につき1g(1,000㎎)で摂るようにします。たとえば、6グラムでおなかがゴロゴロしてくるならば、1日に1gを6回に分けてとります。
    風邪を引いた場合は、腸の許容範囲がアップします。風邪を治す目的であれば、1時間おきに1gを9回摂れば風邪症状がかなり治っていきます。
  • 吸収されなかったビタミンCは腸で乳酸菌などを増やしてくれます。
    ※長期間継続的に4グラム以上服用する場合は、ビタミンCが体内金属と結びつき酸化することがあるため、ビタミンEのサプリメントとともに摂ってください。
    ※ビタミンCのサプリメントには、粉末、液状、カプセル、錠剤などのタイプがありますので、好みや効果、値段など総合的に考えて選択されると良いです。値段の安すぎるものは原材料に粗悪なものが含まれている可能性があり、避けた方が良いです。
  • アスコルビン酸は、メラノサイト(シミを作る色素細胞)がメラニン(シミの色)を作りだす過程で、複数の段階に作用してメラニンの産生量を抑え、L-システインと同様にメラニン産生の初期に働くチロシナーゼの活性を阻害する。また、メラニンが作られる際にその原料となるドーパを還元してシミを作りにくくする作用がある。アスコルビン酸は、メラニンが作り出されるのを抑制するだけでなく、すでに蓄積されてしまったメラニンに直接作用してそれを分解することでシミを薄くする。
  • コラーゲンは、からだのタンパク質の1/3を占めている重要なタンパク質で、細胞と細胞をつなぎ合わせて、骨、皮膚、血管、歯、軟骨など様々なところで使われている。アスコルビン酸が、鉄とともにタンパク質に働きかけてコラーゲンを作るため、ビタミンCの不足は軟骨や骨、皮膚の弱さにつながる。。
  • アスコルビン酸は免疫力を高め、日ごろからアスコルビン酸を摂っていると感染症にかかりにくくなったり、かかっても軽くて済む。~多くとっても余剰分が腸に残りウィルスに抵抗してくれる。
  • 腎臓疾患や、鉄過剰症、グルコース-6-ホスファターゼ欠損症の方は、アスコルビン酸の大量服用を避ける。
  • 以前では結石リスクが言われていたが、現在ではビタミンCの結石リスクは否定されている。

 

●ビタミンB群・・・ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンB12、葉酸

  • あらゆる酵素の補酵素としてエネルギー代謝に関わっている。体の中で起こる様々な化学反応をスムースに行えるようにする働き。つまり、欠乏するとエネルギーがうまく作れず、疲れやすくなる。
  • 次のような症状がよくあらわれる場合、ビタミンB群の欠乏を疑います。
    寝ても疲れがとれない/日中眠くなる/ 集中力が続かない/肩こりが治らない/口内炎・口角炎ができやすい/風邪を引きやすい/下肢がしびれる/うつ、不安、イライラ
  • ビタミンB群はどれかひとつだけでは効果を発揮しにくく、お互い助け合いながら働くため、B群を複合体(Complex:コンプレックス)として一緒に摂ることが望ましい。
  • 様々な食品に含まれているが、潜在的に欠乏している人が多いと考えられる。
  • 水溶性なので体に蓄積しない。尿の色が蛍光色になるのはビタミンB2の影響で害はない。
  • ナイアシン…アルコール依存、統合失調症、高脂血症、関節炎などで用いることがある
  • ビタミンB1(チアミン)…精製された穀物やアルコール多いと不足~糖質利用障害がおこる
  • ビタミンB6…発達障害や精神疾患系、光・音などの感覚過敏、つわりなどで用いることがある
  • ビタミンB12…欠乏で赤血球の肥大~末梢血液循環不良、むずむず脚、精神疾患系。
  • 葉酸…妊娠3週ごろの神経管形成に必要。過剰なドーパミン再取り込み促進の働きがある。
  • ビオチン…掌蹠膿疱症、湿疹(アトピー性皮膚炎など)、尋常性乾癬、ニキビ、花粉症などと関係

 

●ビタミンA

  • 次のような症状がよくあらわれる場合、ビタミンAの欠乏を疑います。
    肌が乾燥する/眼が乾燥する(ドライアイ)/ピロリ菌感染/イボやウオノメができやすい/風邪を引きやすい/しわが気になる/夜盲症/ニキビや吹き出物/がん家系である/アトピー性皮膚炎が気になる/子宮内膜症や子宮筋腫がある
  • ビタミンAは脂溶性ビタミンで、正常視力、免疫システムおよび細胞分裂(生殖器、胃腸粘膜)に欠かせない。心臓、肺、腎臓やその他の臓器が適切に機能するのを助ける。
  • 肉魚や乳製品に含まれる既成ビタミンA (レチノール及びそのエステル)と、植物由来のプロビタミンAの2種類がある。食品およびサプリメントに含まれる最も一般的なプロビタミンAは、β-カロテン。
  • 既成ビタミンA(通常サプリメントか薬剤由来)を過剰に摂取すると、めまい、悪心、頭痛、昏睡を生じることがある。妊婦が既成ビタミンAを過剰摂取すると、出生異常を引き起こす場合があるので、妊娠の可能性のある女性は、高用量ビタミンAサプリメントを摂取すべきではない。
  • 厚労省のビタミンA安全上限値…成人19歳以上~10,000 IU

 

●ビタミンD

  • 働き…骨の形成と成長促進、遺伝子の働きを調節(免疫向上・糖尿病予防・発ガンの抑制)
  • ビタミンDの臨床応用…乾癬(ビタミンAとともに)、がん、骨粗しょう症、免疫力向上、花粉症など各種アレルギー、糖尿病、うつ病(特に季節性うつ)、統合失調症、不妊症や流産、小児喘息
  • 人がビタミンDを得るには食べ物から摂る方法と、日光を浴びて紫外線にビタミンDをつくってもらう方法とがある。
  • 食べ物由来のビタミンDは、ビタミンD2が植物由来、ビタミンD3が動物由来。
  • 紫外線の中のUV-B(280~315nm)と呼ばれる光がビタミンDを作ってくれるが、これは服やガラスを通らない。いつも屋内で過ごしたり、外出するときに必ず日焼け止めを塗る人は、いつもビタミンD不足になっているおそれがある。ビタミンD欠乏症は、世界中で約半数の人に認められ、その率は上昇傾向にある。
  • 厚労省のビタミンD耐容上限量は成人で50μg/日としているが、大部分の健康な人にとって安全な1日のビタミンD3摂取量は、250μg(10,000 IU)と報告されている。
    治療として用いる場合は、通常10,000IUやそれ以上のことが多い。

 

●ビタミンE

  • ビタミンEはトコフェロールとトコトリエノールの2つに大別され、それぞれδ、 γ、β、αの4種がある(合計8種類)。国内で販売される商品は、この中の数種しか含まれていないものがほとんど。
  • 天然(食物由来)のビタミンEは「d-α-トコフェロール」と食品やサプリメントの製品ラベルに記載されます。合成の(人工の)ビタミンEは「dl-α-トコフェロール」と記載されます。天然のビタミンEのほうが合成のそれに比べて効力が高いため、サプリメントは天然のビタミンEを選びます。
    抗酸化能力は、天然のビタミンEのd-α-トコフェロールとしているものでないと望めません。
  • ビタミンEはビタミンCを一緒に摂ることで、相乗効果が得られます。
  • ビタミンEは次の様なケースに必要な栄養素…スポーツ選手、日光を多く浴びる、喫煙者、汚染物質の多い環境いる、ストレスが多い、外食などで脂ものをよくとる
  • ビタミンEには酸化防止作用があり、体内でフリーラジカルによるダメージから細胞を守るのを助ける栄養素。フリーラジカルとは、、摂取した食物が体内でエネルギーに変わる時に形成される化合物です。大気中にもタバコの煙や大気汚染、紫外線によって発生したフリーラジカルが存在しています。
  • 免疫機能を高め、体内に侵入してくる細菌やウイルスを撃退するためにも、ビタミンEは必要です。また、血管拡張を促し、血管内で血液が凝固するのを防ぎます。
  • ビタミンEを摂るときは脂質やタンパク質と一緒によく摂ると吸収する。
  • 吸収を妨げるので、鉄分とビタミンEとは一緒に摂らない。ビタミンEを朝食時に摂り、寝る前に鉄分を摂るなどする。

 

亜鉛:Zink

亜鉛の働き)

  • 免疫に関係しています~マクロファージやナチュラルキラー細胞などを活性化
  • 細胞分裂に関わります~傷跡の修復(手術後やケガ後の治癒に)、髪の毛や爪の成長
  • 亜鉛不足がある場合、亜鉛摂取により糖尿病の発症を抑えられる~インスリンの核に亜鉛
  • 慢性痛や痛み過敏に亜鉛の効くことがある~亜鉛要求性酵素ALP低値で痛み過敏
  • 重金属の解毒作用~亜鉛は脳から銅や鉛・水銀・カドミウムを排出させる作用がある。これにより、イライラ・怒りっぽい・暴力的・幻覚・幻聴などを防いでいる~肝臓での解毒に亜鉛が必要
  • 悪性腫瘍では血清亜鉛値が低下しているという報告がある~免疫と亜鉛
  • Ⅰ型アレルギーの改善~花粉症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息
  • 脳で必要な栄養素~てんかん、アルツハイマー型認知症、記憶力低下などと関係
  • 味覚障害、嗅覚障害、不妊症、精神疾患(不安、パニック、幻聴、うつ)、拒食症、心筋梗塞、リウマチ、腎不全などとも関係しています。
  • 尿中に亜鉛とビタミンB6を排出しやすい人~感覚過敏(光、音、におい)、疲労、学習障害

 
使用上の注意点)

  • 空腹時に摂るとおなかが気持ち悪くなるケースがあるため、食事時にとってください。
  • 亜鉛の摂取上限値は、40mg程度で、食事から8mgとれますので、サプリメントからは15~30mg摂ると良いです。ただし、尿中から排出しやすい人では、50~80㎎摂ることもあります。
  • 亜鉛は最も効果を感じやすいサプリメントかもしれません。当院のクライアイントの方々でもっとも使われているサプリメントのひとつです。

 
サプリメント例)
「Thorne Research, ダブルストレングス ジンクピコリネート, 180 ベジキャップス」15㎎や30mg
「Thorne Research, 強度2倍のピコリン酸、植物性カプセル60個」30mg、60粒、約1,900円
いづれもソーンリサーチ社。
食事時に1粒。1日1~3回。
「Solgar, ソルガー, ジンクピコリネート, 100錠」22㎎、約900円
ソルガー社。食事時に1粒。
 

●セレン(セレニウム)

  • 抗酸化物質、水銀やヒ素など重金属に対する抗毒作用、抗がん作用。
  • アルコール多飲者は亜鉛とセレンを不足させやすい。
  • ビタミンEの再利用を促す。
  • 心臓と脳の健康に及ぼす酸化ダメージに対して有益とみなされている。

 

●マグネシウム

マグネシウムは体内で4番目に多く存在するミネラルで、300種類以上の生化学的反応に関わっている。
マグネシウムは、カルシウムの体内移動と吸収を制御しているため、不足すると異所性石灰沈着の原因となる…五十肩(石灰沈着)、歯石、骨隆起、骨棘、へバーデン結節など
あるいは、細胞の過剰な収縮を引き起こす…けいれん、頭痛、肩こり、不整脈、便秘、気管支喘息など
サプリメントの例)
「Trace Minerals Research, 低塩メガマグネシウム、400mg、118ml(4液量オンス)」 1,300円

  • トーレスミネラルリサーチ社…アメリカで人気のあるミネラルのメーカー。
  • 米国ユタ州内海産の、 濃縮海水から作っている。
  • 1日1~4ml(スポイト全量)を目安に、特有の苦みを抑えるためにジュースや食事と一緒にとる。
  • まずは1mlから始め、必要に応じて量を増やす。複数回に分けてとると良い。
  • 一度に多量のマグネシウムを摂ると、お腹がゆるくなることがあります。

 

●鉄:Fe

  • 大半はヘモグロビンとして。
  • 胎児、女性、成長期、アスリートで重要となる。
  • 貧血の女性が多い~酸素の運搬能力が低下しエネルギー産生が低下~疲労感、うつ、立ちくらみ
  • 鉄はビタミンEと摂ると吸収阻害するので、サプリメントで摂る場合は寝る前などに摂る。
  • 鉄は過剰摂取してはいけない。
  • 腸内環境を整えたうえでサプリメントを使用する。そうでない場合、慢性炎症を悪化させたり、カンジダの増殖を引き起こしやすい。はじめはレバーや赤身肉などの食品から摂るとよい。

 

三大栄養素について

タンパク質について

 

  • 一般的には体重1㎏につき約1gのタンパク質が毎日必要です。
  • スポーツをする方、アスリートの場合、体重1㎏につき約2~3gを目安に摂取します。
    例)体重70kgのアスリート 1日140~210g
  • たんぱく質は筋肉の材料です。
  • たんぱく質の不足があれば、筋肉はうまく作られません。
  • 上記例での1日140~210kgという量は食事だけでは、摂るのが難しいです。
  • そのため、一般的にはプロテインを補助として利用します。

 

摂取するタイミング

  1. 1日3食
  2. トレーニング後~筋肉が一番発達しやすいゴールデンタイム
  3. 就寝前~成長ホルモンの分泌アップ

 

  • パフォーマンスがあがり、体脂肪率が増えなければ、最適なタンパク質の摂取の仕方だと判断できます。
  • タンパク質は食いだめが出来ません。毎日必要な分をとらなければなりません。
    毎日の摂取タンパク質が不足すると、筋肉や骨、赤血球中のタンパク質からタンパク質をとってきます。
    アスリートの場合、これは非常に残念な状態です。
    痛みやけがの出やすい状態、成績の向上のしにくい状態だからです。
  • 日本人の場合、1日あたり10~30gのタンパク質不足が起こっているようです。
    この場合、実年齢と見た目に関して、「老けて見える」という事が起こります。
    逆に「若く見える方」は、しっかりとタンパク質を摂っているようです。
    ちなみにコラーゲンは、皮膚や骨、軟骨、靱帯、腱、 爪、歯、毛髪などを構成するタンパク質のひとつです。
  • カロリーとして余剰な分は糖質や脂質と同様、体内に脂肪として蓄えられます。

炭水化物について

 
脳のエネルギーは炭水化物(ブドウ糖)で、1日約120g必要とします。
120gはご飯3杯に相当します。
炭水化物(ブドウ糖)が体内で足りなくなると、糖新生を行いその危機を回避しようとします。
 

糖新生

動物が脂質やアミノ酸など糖質以外の物質からグルコースを合成する代謝経路。肝臓や腎臓で行われる。
つまり、筋肉などからたんぱく質(アミノ酸)を分解して、肝臓などで炭水化物に作りなおすこと。
これにより筋肉が減少してしまうので、この状況はアスリートにとって避けなければなりません。
 
アスリートの炭水化物の必要摂取量・・・1日体重1kgあたり6g
例)体重70kgのアスリート・・・ 1日約420g

脂質について

 

中性脂肪の高い場合

過剰な糖質をとることで、血中のブドウ糖が過剰になって中性脂肪になり、脂肪組織などに蓄えられる。
対策:糖質の多いジュースやお菓子、アルコールを控える。運動をする。トランス脂肪酸を含む食品を控え、青魚などに含まれるEPAやDHAをよくとる
 

LDLコレステロールの高い場合の対策

  • 動物性脂肪やトランス脂肪酸を控える
  • 食物繊維をよくとる

 

HDLの高い場合の対策

  • 有酸素運動を行う
  • 禁煙する

 
よくある勘違いとして、「脂肪を摂れば体に余計な脂肪がつく」というのがあります。しかし、体に脂肪のつくことのよくある原因は、「糖質のとりすぎ」です。
脂肪は、細胞の膜やホルモン、脳神経組織などの構成にかかわっていますので不足することの無いようにしたいものです。また、1g当たり9kcalのエネルギーを作ります。
脂肪の代謝にはタンパク質が必要です。また、ビタミンCの不足も脂肪の代謝に悪影響が出ます。
GOT<GPTであれば、脂肪肝になっています。
いったん肝臓に必要以上の脂肪がつくと、肝臓の働きが低下し、ますます脂肪が付きやすく太りやすくなります


 

ノートと考察

 

  • このコーナーは、考察や各種情報をノートとして不定期に書き加えているものです。
  • 私自身の記憶の整理用のノートですので、考えるヒント程度にお読みください。
  • 「~だ」のような断定的な表現もありますが、あくまでもここに書いているのは考え方の一例に過ぎません。
  • より良い情報が見つかるたびに、訂正や追加を加えます。
  • 疑問点などのご指摘をくださる方があれば幸いです。

精神疾患系や発達障害のみかた

 

うつ、統合失調症、発達障害、ADHDなど

考え方)

脳内の化学物質のアンバランスによって機能低下が起こっていることが、精神的な不調の原因になっていると考えられています。
たとえば、セロトニンという神経伝達物質が低活性だと「うつ」が引き起こされることになります。
ノルエピネフリンの量が増えすぎると、「不安症」。
ドーパミンの上昇があれば、「統合失調症」。
この神経伝達物質は、モノアミン類を呼ばれるのですが、このような考え方を「モノアミン仮説」といいます。
 

例:うつ

セロトニンの不足が原因である場合、セロトニンの材料と補因子を分子栄養学の観点から補います。
神経細胞間の情報を伝える脳の神経伝達物質のひとつセロトニンは、ナイアシン(ビタミンB3)や鉄、葉酸、ビタミンB6などの栄養素が必要です。
セロトニン不足の疑いがあれば、主原料のタンパク質はもちろんそのようなビタミン・ミネラルを食事やサプリメントから十分摂ることが、改善への一歩となります。
ちなみに、病院の薬はセロトニン再取り込み阻害薬などが出されるようです。
このように、分子栄養学的な観点からのアプローチのひとつは、神経伝達物質の正常化です。
そのために次のようなことを行います。
 

それぞれの神経伝達物質の量の把握

  • セロトニン
  • アドレナリン
  • ノルアドレナリン
  • GABA
  • グルタミン酸

メチレーションの状態の把握
参加ストレスの状態を把握
体内の炎症の把握
腸の状態を把握

  • セロトニン産生
  • アドレナリン代謝
  • 腸脳相関

副腎の状態を把握

  • 低血糖
  • 炎症を抑える働き

 
ただし、セロトニン量がむしろ高いレベルの人もいます。
この場合、薬剤その他でセロトニン量を増やしてしまうと、自殺念慮の出るおそれがあります。
体内のセロトニンの多くは、腸内で作られていますが、血中のセロトニンと脳内のセロトニンとの相関関係については、まだよく分かっていないようです。
実際には、脳内のセロトニン量を決定する因子として、メチレーションの状態をみます。
たとえば、低メチレーションであれば、セロトニンの再取り込み輸送タンパク質が多く作られ、脳内のセロトニンは減ります。
このメチレーションの状態というのは、ある程度までは遺伝子レベルで決まっているようです。
アメリカのウォルシュ博士は、この分野の研究の第一人者で、彼によると

  • うつの患者の38%が低メチレーション
  • 20%が高メチレーション

だということです。
彼によると、血中ヒスタミン濃度とSAMe/SAH比率がその判別の参考になるようです。
低メチル化状態では、SAMe/SAH比率が低くなり、血中ヒスタミンが上昇する。
高メチル化状態では、この逆になる。
 

臨床では次のような項目でどちらのタイプかあたりをつけます。

低メチレーション

  • 花粉症
  • アルコールや薬物への依存
  • 何度も確認する。完璧主義タイプ。
  • 競争心が強い
  • 性欲が強い
  • 妄想や強迫的な傾向

高メチレーション

  • 不安やパニックがある
  • アレルギーがある
  • 自分より他人を優先してしまう
  • ドライアイや口渇がある
  • 芸術的なセンスがある
  • 睡眠障害がある
  • 体を良く動かす。おしゃべり。

 
 

ウォルシュ博士の「うつ病の生化学タイプの分類

  • メチレーションの低下…38%→低セロトニンなので、SSRIが効くタイプ
  • 葉酸の欠乏…20%→セロトニンやドーパミンが高く、SSRIが効かない
  • 銅の過剰…17%→ドーパミン低下でノルエピネフリンが高い
  • ピロールの異常…15%→高度なセロトニン・GABAの低下がある
  • 毒物による影響…5%
  • その他…5%

 
このような生化学レベルでのタイプ分けによって、それぞれに必要な分子栄養学的アプローチを行うことで、神経伝達物質の合成やシナプスの活動性が正常化し、身体や脳の状態がよくなっていきます。
 

このアプローチのポイント

  • 神経伝達物質の合成に必要な栄養素の量を正常化させること
  • セロトニンはトリプトファンから合成されるとき、補酵素としてビタミンB6を必要とするので、不足のある人にはこれを補う。
  • ドーパミンは2種類のアミノ酸からの生成過程で鉄や葉酸を必要とするため、不足のケースではこれを補う。
  • 同じようにノルエピネフリンでは、ドーパミンからの生成の時に銅が必要。
  • GABAでは、亜鉛やビタミンB6.

 
これらの栄養素の量は、個人個人の栄養の代謝量や代謝酵素の遺伝子発現などで大きく異なるため、個別に調べていかなければならない。

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