施術例~来院された方の喜びの声 |
2016/6月9日
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2013/7月30日 「顔のたるみが気になる」:主婦、30歳代(奈良県) |
ノートと考察・・・各種情報のまとめと考察 |
リンパドレナージ・・・美容、浮腫(むくみ)、スポーツ選手の疲労回復
(解剖学)
○浅リンパ
・皮下5ミリの表皮と真皮の間にある
・皮下静脈と並行して走行
○深リンパ
・主に内臓にある
・静脈に沿って走行
(リンパの流れ)
浅リンパ→左上半身、体幹、左右下半身→深リンパ~乳び槽→胸管→左静脈角→上大静脈→心臓
浅リンパ→右上半身→右腋窩リンパ節→右静脈角→上大静脈→心臓
○リンパ液のスピード・・・30秒で12センチほど→寒さや疲労などでリンパが滞りやすくなる
○リンパの流れを作る要素
・筋骨格の収縮
・呼吸
・動脈パルス(拍動)
・リンファジオンの動き~平滑筋・・・3秒に1回の収縮
○リンパ節の役割…濾過と浄化、リンパを作る
・顎下リンパ節・・・二重あご、顔のたるみとの関連。
・鎖骨リンパ節・・・最終地点。心臓に流れ込む。鎖骨上部の腫れは、胃がんの疑い。
・腋窩リンパ節・・・のどや肺に近いため、ウィルスなどで腫れやすい。乳がんでの転移がある。
・腹部リンパ節・・・腰周りのむくみ。子宮や卵巣の問題と関連。
・鼠径リンパ節・・・下半身太りや冷えむくみと関連。
・膝窩リンパ節・・・足首のむくみや静脈瘤との関連。
○その他
・余分な脂肪酸が細胞に入り込む前にリンパで運び去る役割がある。
・静脈では流せない死んだ白血球をリンパが流す。
・血管から半分のタンパク質が抜け出るが、リンパが再吸収している。
(リンパドレナージの効果)
1:解毒・免疫のアップ・・・「リンパの流れが10~20倍、リンパ球30%アップ」の報告もある。リンパ節でT-cellが盛んに作られる。
2:タンパク質(アミノ酸)の回収
3:脂肪酸の排出分水界の図
(適応症)
・筋肉痛などの急性炎症のすみやかな回復
・スポーツ選手の疲労物質の除去を促す
・糖尿病
・足のむくみ・・・妊婦や肥満の方は、お腹でリンパがつぶされて足のむくみを作りやすくなっています
・自律神経失調症の方や昼夜逆転で働いているる人に良い影響がある
・頭痛
・椎間板ヘルニア・・・皮神経に影響
(禁忌症)
・悪政腫瘍 ・免疫疾患
・細菌性の炎症、熱がある、リンパの腫れがある
・(甲状腺機能亢進、ぜんそく、循環器障害)
・(妊娠3か月以内、生理初日の方)
(リンパドレナージの原則)
①5~7回のストロークリンパ節の図
・初めての人には5回までで行う
・3秒押し込んで離す
②皮膚を動かす
・患者着の着用で素肌に行うか、薄い衣服着用で行う
・強い圧は、浅リンパの流れが止まってしまう
・深リンパの場合は、圧をかけて深部の組織をひきずるようにゆっくり動かす
③術後は1.5~2リットルの水分補給が必要
・寝るまでの間に、食事の分も考慮して水分の補給を行う
・よく効いた場合、びっくりするほどの尿が出る